いびき・睡眠時無呼吸の検査

前項でお話したように睡眠時無呼吸症候群の大半は閉塞型です。このタイプは“鼻から喉にかけての上気道のどこかが狭くなっている”と述べました。このことについてより詳しく説明します。

呼吸をするときの空気の通り道を『気道』といいます。気道は鼻・口-のど(咽頭・喉頭)-気管-肺から成り立っています。前2つを『上気道』後2つを『下気道』と分けて呼んでいます。

気管は軟骨でできたチューブで、肺は肋骨で守られているため下気道は姿勢や体位によって狭くなることは一般的にありません

それに比べて上気道では体位によって狭くなる可能性があります。狭くなる部位として①鼻②アデノイド③扁桃腺(口蓋扁桃)④舌根部⑤全体的にせまい(肥満等)⑥顎が小さいことが挙げられます。

気道が狭くなり、空気の通りに抵抗がうまれると振動がおこり“いびき”となります。気道が完全にふさがってしまうと“無呼吸”になります。

検査はまず上気道に狭いところがないか診察することからはじまります。①視診②鼻咽腔・喉頭ファイバー検査③レントゲンやCTなどの画像検査があります。

ここで扁桃肥大・アデノイド肥大や副鼻腔炎、できもの(腫瘍)が見つかった場合にはその治療をはじめていきます。

続いて睡眠時無呼吸の検査として終夜睡眠時ポリグラフィー検査を行います。この検査は装置を貸出して家で就寝時間に装着していただき、実際の睡眠中の呼吸状態を記録するものです。この検査の結果から睡眠時無呼吸の重症度を示す低呼吸無呼吸指数:AHIがわかります。

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